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最初の段落

見出し2

その恐怖で怯える駅の利用者をよそに、悠々とその間を歩いていく男がいる。

キムジュンキ、チョーコー金三兄弟の1人、三河島のキムである。

ちなみに、金(キム)三兄弟は別に血がつながっているわけではない。

東京チョーコーで強い3人の姓が、たまたまキムだっただけで、そこから畏敬の念を込めて金(キム)三兄弟と呼ばれるようになった。

という事である。

見出し3

三河島の朝鮮部落に住んでいるキムは、貧乏家庭の次男だった。

済州島から、仕事を求めて単身日本へやってきた父親は、非常に働き者で土方として毎日汗水流して働いていたが、脳梗塞を発症し、寝たきり生活を余儀なくされる。

その為、家計は母親が内職などで稼がねばならず、一家は非常に貧しい生活を余儀なくされていた。

貧乏人の朝鮮人。

それだけで近所のワルガキたちからいじめの標的になるのは必然だった。

だが、元来の気性の激しさで幼いころから、朝鮮人とバカにしてくる近所のワルガキ達相手に1人で喧嘩をふっかけ連戦連勝。

小学生時代は、地元のガキ大将をタイマンで圧倒し、チョーチュー時代には、地元の高校生の番長とのタイマンも制し、中学生で既に三河島一帯のシマは、キムジュンキのモノになっていた。

見出し4

そんな気性の激しさと喧嘩強さを持っていた中学生時代のキムジュンキは、近所の神社で格闘技の練習をしていた年上の大学生と出会う。

その大学生は、明治大学の日本拳法部に所属しており、地元でもそこそこ有名な男であった。

普段のキムなら即喧嘩を売っていただろうが、何故かこの大学生とは気が合った。

その大学生も、自分のやっている格闘技に興味津々のキムに嬉しくなったのか、優しく接した。

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